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続 お灸の話  透熱灸について

前回の記事「自宅でお灸!」からの続きです


しばらくお灸の話が続いていますので、今日はお灸の大御所についてのお話です。




透熱灸 半米粒大 お灸 目白鍼灸院


我々鍼灸師にとって、お灸といえば『透熱灸』(とうねつきゅう)が代表格です。
この透熱灸は直接ツボ(肌)にモグサを乗せて点火するために直接灸という分類に属します。

この透熱灸は日本オリジナル。
鍼灸発祥の地である中国には、このような透熱灸は有りません。


透熱灸 半米粒大 モグサ

モグサの大きさは米粒の約半分。
とてもとても小さなお灸です。
この小さなお灸を手で作ってツボの上に乗せ、線香で火を点けます。
しかも手早く、均一の大きさで、時には患者さんと会話をしながら・・・・。
鍼灸師は集中力が命です。

もぐさの大きさを微妙に変えることで熱さ加減も調節します。
これはまさに職人技?

米の上 透熱灸 モグサ お灸

お米(玄米)の上に乗せたお灸。
これほど小さくモグサをひねってお灸を作ります。
玄米に上にお灸をしたのは、初めてです・・・。
この繊細な指先の感覚が皮膚の微妙な変化を感じ取ります。

お米 モグサ お灸 半米粒大

米粒の約半分のお灸をティッシュペーパーの上に並べています。
なにしろ非常に小さい被写体なので、普通のデジカメで撮影するだけでも一苦労。
右端に映っているのが米粒です。

お灸 点火!

線香で点火します。
ゆっくり点火していると線香の熱が皮膚に伝わり非常に熱いです。
点火も一瞬で勝負です。

一般的にはツボの上にこのお灸を10回から20回ぐらい連続で据えます。
このお灸の回数や熱の加減、ツボの選択などもすべて症状次第です。

お灸 ちり紙の上 透熱灸 お灸練習


お灸の大きさが適切だと、紙の上にお灸をしても、紙に引火しません。もし、モグサが大きすぎると、紙に引火して穴が開いちゃいます。

我々が鍼灸学校の学生の頃、この様にして毎日毎日、嫌になるほどお灸の練習をしました。
1分間に何個のお灸を作れるか・・・もし紙に穴が開いたらカウントしません。
地味な下積みが必要なのです。

上質もぐさ 透熱灸 お灸 灸 目白

たったこれだけの少量のモグサでも、使い方によっては大きな効果が生まれます。
世界中の様々な医療機関や研究所などでお灸の白血球増加や自律神経調節、炎症抑制などの色々な生理作用が認められています。

こんなに小さいのに、大きなパワーを秘めているお灸ってすばらしい!



過去のお灸の連載記事:
お灸の話~生姜灸
お灸の話~セルフ棒灸
お灸の話~すごく練習するんです
お灸の話~お線香
お灸の話~コラボ
お灸の話~筒に入ってます
お灸の話~よもぎの効果
お灸の話~棒灸
お灸の話~ちねつ灸
お灸の話~高級モグサのお値段
お灸の話~癒しの香り
お灸の話~お灸の大きさ







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コメント

わかりやすい!

透熱灸の技術解説わかりやすいです。
私もお灸のクローズアップ写真を撮りましたが、
これがけっこう難しいものですよね。ピントが…。

写真もすばらしいのですが、お米のイラストがかわいいです。

>クリ助さん

お褒めの言葉ありがとうございます。
さすがクリ助さん、やっぱりクローズアップ写真を撮ったことがあったんですねi-229

紙の上にお灸を並べると、学生時代を思い出しますね。
並べられたお灸を見て、学生時代はもっとキレイな形に作っていたのに・・・と反省してしまいました。

お米の上にお灸を乗せたのは、初めてです。

私は現在学生です

今日だけで紙に800壮ひねりました(笑

Re: タイトルなし

>キキさん

コメントありがとうございます。
一日800壮とはすごいですね!
ドンドン練習して上手になってくださいねi-179

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