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股関節と膝の痛み


症例報告:梅津


60代男性


●主訴
股関節と膝の痛み

3~4年前から左の股関節と膝に違和感と痛みを感じる。特に立ち上がる時と歩き始めに強く感じ、歩き始めはとてもぎこちない。

既往歴:20歳頃 虫垂炎 手術
    50歳頃 副鼻腔炎 手術
    60歳頃 両鼠径ヘルニア 手術、肋骨骨折
    健康診断にて慢性胃炎と逆流性食道炎を指摘される



●症状所見
股関節と膝に違和感を感じてから整形外科を数軒受診し、CTやMRIなどの検査を受けたが腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症の疑い、または関節軟骨の減少によるものなどと診断が確定せず原因が解らなかった。
病院で痛み止めを処方されても効果がなく、整体治療を受けたが一時的に楽になるだけですぐにまた痛みが戻ってしまった。
この3~4年で少しずつ痛みと歩き始めのぎこちなさは悪化しているように感じ、最近は左足の靴下も履きづらいとのこと。
また、左腰にも痛みを感じることがあり、湿布を貼ると楽になる様子。



●治療の内容と経過
1診:下肢のツボに接触鍼(皮膚上に鍼を貼り付ける方法)と、膝の痛みを感じる部分に施灸した。
また耳に王不留行子を貼ると、立ち上がったときの膝と股関節の違和感が緩和された。

2診:2週後に来院、初回治療後は3日ほど痛みが減っていたがしこしずつ少しずつ元に戻ってきた。
寒い日は痛みが増す様子。
1診同様に下肢と背部のツボに接触鍼と施灸した。
また、背部のツボに王不留行子を張ると膝の動きが改善したため、数日間貼ったまま過ごして頂いた。

3診:膝の痛みはかなり良くなっており靴下も難なく履けるようになってきた。
股関節の痛みはまだ少しあるが、歩き始めのぎこちなさも軽減しているとのこと。
前回同様、下肢と背部のツボに接触鍼と施灸した。

4診: 股関節と膝の痛みはかなり良いが、かがんだときにまだ少し股関節に抵抗を感じる。
治療は3診同様に接触鍼と背部に施灸を行った。
治療終了後、立ち上がったときに股関節の違和感が少し残っていたが、耳に王不留行子を張ると殆ど感じなくなった。




●ご本人の感想
数年前から左の股関節と膝に痛みが出て、歩き始めと膝の屈伸動作時に大変な苦痛を覚えるようになり、何軒かの病院と整体治療で痛み止めを貰ったり電気治療を受けましたが、症状は殆ど改善されませんでした。
今年の初めに当治療室を知り受診、置き鍼治療・灸治療を受けたところ、痛みの原因の診断とその治療が、今までの医院の診断とはまったく異なり、初回の治療後には左股関節と膝が大変楽な状態になりました。
その後数回通院して、痛みが出る前の体の動き近くまでに戻り、違和感なく生活できるようになりました。




●まとめ
初回来院時にお話を伺うと、数年間原因の解らない痛みに悩まされ、靴下が履きづらいなど日常生活にも不具合を感じておられました。
既往歴と健康診断の結果、舌診の様子から、過去に受けた手術の影響もあるためか全身の血行の悪さが見られ、胃腸の調子もあまり良くない状態でした。
主訴の股関節と膝の症状は胃の経絡上に現れている事から、胃腸の状態を整えることと全身の血流を改善することを主に治療を進めました。
その結果、初診から4診まで2週間おきの治療でしたが、舌診から胃腸の状態が改善されてきている様子が見られ、関節の痛みや違和感がかなり軽減されたことで、QOL(生活の質)の改善につながったと考えられます。








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