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更年期障害

症例報告:梅津  



40代女性


●主訴
更年期障害
2か月ほど前から生理がなく下腹部が張っている。体重も少し増えた。手足は冷えるが、上半身はよく汗をかく。寝汗も多い。




●既往歴
1年ほど前に卵巣に腫れが見られ、卵巣嚢腫の疑い。数か月ごとに経過観察中。
ピロリ菌の除菌のため服薬。



●症状所見
約28日周期で定期的にあった生理が2か月ほど前から止まり、婦人科を受診した。採血の結果、更年期障害との診断で漢方薬を処方された。
漢方薬を飲み始めて3週間目くらいで寝汗と上半身の汗は少し減った気がするが、全身に熱がこもっている感じと、のどの渇きを感じるようになった。
その他、慢性的に肩が凝っており、時に頭痛もある。



●治療の内容と経過
1診目
夕食後に眠気が強く、少し寝てしまう。すると、夜に寝付けない。また、早朝に目が覚めるとのこと。腹部全体が冷えている。上背部は温かいが下部はやや冷えている。
手足と背部のツボに接触針と灸を行った。また、肩周辺には鍼を刺入し、筋緊張を和らげた。

2診目
前回治療の2日後に婦人科を受診、卵巣の腫れは黄体だった可能性もありとのこと。その2日後に生理が始まった。経血量はやや多く、血塊もあるが、汗は治まり、体重も元に戻った。生理が戻ったため、漢方薬は中止した。
1診同様、手足と背部のツボに接触針と、足のツボに施灸した。

3診目
生理は1週間で終わった(以前はやや長引くこともあった)。汗や体に熱がこもっている感じもそれほど強くない。週末は普通にお通じがあるが、平日は便秘気味になる。腹部の冷えは範囲が狭くなっている。
同じく、手足と背部のツボに接触針を行い、腹部に施灸した。また、肩周辺は鍼を刺入し、肩こりを緩和させた。



●まとめ
初回来院時は身体の上下の熱のバランスが崩れており、上半身の熱のために情緒が不安定で睡眠状態もあまり良くない状態でした。また、ピロリ菌除去のために服薬して胃の調子があまり良くないとのことでた。もともと、脾胃が弱く、気の巡りが滞りやすいタイプと考え、脾胃を補い、気のエネルギーを巡りやすくするようなツボを選びました。また、漢方薬も服用していたため、鍼との相乗効果で滞っていた気の巡りが改善して生理が復活し、体の熱のバランスが改善して上半身の汗も改善したものと考えられます。
初診から3回は1週間に1回のペースで来院いただきましたが、まだ気の巡りが滞りやすい傾向にはあるため、今後は治療間隔を開けて引き続き体調管理をしていきたいと思っています。















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