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東洋医学の「脾」とは?(1)脾の働き編

今回から4回シリーズで東洋医学の脾(ひ)について書いてみます。
1回目は脾についての概要、
2回目は脾の不調と症状、
3回目で脾のツボ、
4回目は脾の漢方薬についてを予定してます。
中医学のやや濃厚な記事になるかもしれませんので興味あるのある方だけどうぞ。



20160601新緑のもみじ1

(新緑のもみじ)




【脾の働きについて】

東洋医学(中医学)の難解なものの一つに、内臓の認識が西洋医学と全く異なる点があります。
鍼灸師やその他の専門家などから、「あなたは肝がわるい!」とか、「脾が問題あり」、「腎が弱い」、、、、などと言われて困惑した経験のある方もいるのではないかと思います。





このブログでも時々取り上げる脾(ひ)についても、東洋医学の脾と、西洋医学の脾臓とは全く異なる器官です。
西洋医学では脾臓は免疫にかかわったり造血や血液再生などの役割がありますが、東洋医学における脾とは、消化器系のボスみたいな存在です。



20160629脾陽の働き脾についてGIF1



脾は食べものや飲み物の中から必要な養分と水分を吸収し、気血水という身体を構成する大事な要素を作ります。そのために脾は「気血生成の源」と言われ、東洋医学では脾の正常な働きをとても大事にします。

脾の図解部分にもう少し焦点を当ててみると、、、、




20160701脾陽の働き脾について1脾臓中医東洋医学脾


脾の中が燃えてます。
脾は食べ物(陰の物質)をエネルギー(陽のエネルギー)に変換するので、それ相応の熱エネルギーが必要なのですが、この熱を脾陽(ひよう)といいます。
この脾陽という熱が気血水をつくり、心肺・頭部に上昇させ、身体の各部分に気血水を送るのです。

いわば燃料を燃やして蒸気から電気エネルギーを作り出す発電所みたいな器官なのです。


脾は常に胃とセットになって働き、胃は消化&吸収を担い、脾は吸収された養分を気血水に変換します。
脾と胃を脾胃(ひい)といい消化器系を指す場合もあります。

これら脾胃はおなかの真ん中に位置し、生命維持に特に重要な気血水(燃料)供給を行う生命力の中心であることから「中」の一文字で表すこともあります。
中の字は中国の国名にも使われるように特別な畏敬の念があります。
また中央を表す色は黄色と決まっていて、これは黄河文明のはるか古代から中国では中央に位置する皇帝や権力の象徴に使われる高貴な色とされています。中国では肥沃な大地をあらわす色でもあり、五行学説において脾をあらわす色は黄色です。


(※残念ながら現代中国では黄色は低俗な物事を表す言葉の一つになってしまい、黄色に対する畏敬の念は失われているようです、、、)




次回は脾の不調についてお話します。





東洋医学の脾とは(2)脾の不調へ続く




湿気とダルさについての記事:「湿気とだるさとツボと漢方薬の話」(2016年6月7日)

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