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がんと鍼灸の特別講義

スタッフ藤井です

都内の鍼灸学校で4回シリーズの特別講義を行ってまいりました。
講義のテーマは「がんと鍼灸」です。

かつて病院の鍼灸科でがん患者専門に鍼灸をしていた経験があり、目白鍼灸院でも患者の半数以上ががん患者さんです。
毎日がん患者さんに施術しているなかで学んだがんに関する知識と技術を学生の皆様に紹介してまいりました。


20140430がんと鍼灸の特別講義@東京


1回目はがんという病気の概要をなるべく教科書では学べない内容で組み立てました。
2回目は抗がん剤の副作用、手術後のケアの方法、放射線治療の後のケアなどを紹介しました。
3回目は奥出先生によるリンパ浮腫についての講義を行いました。
4回目は漢方薬など鍼灸以外の代替療法の紹介、鍼灸師として臨床に立つための心得や実践的なテクニックなどを紹介しました。



「鍼灸学校では習えないような知識を学べる授業内容」を目標に、資料づくりや内容構成などをいろいろ工夫しましたが、一通り特別講義が終わってみると、もっと伝えておきたかった事があったり、もっと他の表現をした方が解り易かったかなと思うことなど反省点だらけです。

偉そうに講釈している私自身が一番勉強しなくてはならないことを痛切に感じました。


20140430がんと鍼灸特別講義2
(講義で使用した資料:がんの成長曲線)

がんの治療に鍼灸が役立つことは残念ながらまだあまり一般的になってはいません。
日本国民の二人に一人はがんになるといわれており、今後、鍼灸師ががん患者に接する機会はどんどん増えてくるはずです。実際にさまざまな医療機関でがん医療にかかわる鍼灸師も増えてきました。
抗がん剤の副作用や癌性疼痛に対する鍼灸効果も研究が進み科学的に認められているので、鍼灸による癌のケアは今後ますます発展する分野です。


現代のがん医療のなかで我々鍼灸師がどのようにがん医療に携わる事が出来のか?
学生のうちからこのようながんと鍼灸のかかわり方を知っておくことは大変重要なことだと思います。



東洋医学は、まだあまり知られていない部分も多く、鍼灸で何ができるのか、どんな症状や病気に対して効果があるのか、患者さんにとって分かりにくいと思います。
がんの治療において鍼や灸によるサポートは最近さまざまな医療機関でも導入されてまいりました。抗癌剤の副作用を軽減する鍼灸治療や、癌性疼痛の鍼灸治療の研究がすすんでおります。これらの鍼灸治療のエビデンスも日本だけでなく海外でも認められ、がんの治療における鍼灸は世界的な傾向になって行くものと思われます。


ひとりでも多くのがん患者さんの心と身体の悩みに鍼灸が役立てられるようになってほしいと思います。






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